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#親知らず

202301/10

治療・予防歯科

おはようございます。 水野歯科クリニックです。 今日は患者様からのお問い合わせの多い自家歯牙移植についてお話ししたいと思います。 歯が虫歯や歯周病・破折などによって歯を抜かないといけないと診断された場合、どのようにそれを治療すると思いますか? よく言われるものが 入れ歯(義歯) ブリッジ インプラント この三つを治療法として歯科医師から提示されることが多いと思います。 しかしもう一つやり方があります。 それは自家歯牙移植です。 いままで抜いていなかった親知らずを使って歯を補うやり方です。 もちろん親知らずがあることが前提ですが、他にも虫歯になっていないことや歯周病に感染していないことなどいくつか条件があるので一概にすべての症例で適応可能ではありませんが、可能なケースは多いです。 こちらの患者さんは左下の歯の頭が取れてしまい、おまけに歯の根も割れてしまっていました。 他の歯科医院では抜いてそのままにする。もしくはインプラントかブリッジか。というお話だったそうですが、当院でCTなどの検査を行ったところ移植ができると診断したので移植術を行いました。 元々の親知らずがかなり長かったので少し短くしたりといろいろと修正することはありましたが基本的には親知らずさえ割らずに抜ければ入れることが可能です。 こちらの患者様は以前に他の歯科医院で歯を抜いてからその部分をどうしようかと迷っておられて当院に相談に来られた方です。 この方もCT等で検査を行い移植可能と診断をしたので同じ右側の親知らずを抜いてそのまますぐに移植をしました。 この方は術前検査をしっかり行い、親しらずもすぐに抜けたので手術時間は20分ほどで終えることができました。 移植術自体は昔からある治療で保険診療でできるケースもありますがあまり浸透していません。 理由は成功率が悪いことと時間がかかることが要因と考えています。 しかし、当院ではCTだけでなく3Dプリンターやデジタル機器を活用することにより、安全で簡便な移植術を行っております。 術前にしっかりと診査診断を行い移植することができれば、ブリッジのように健康な隣の歯を削らず、インプラントのように金属のねじを入れることなくご自身の臓器を使って噛むことができます。 保険診療が適応される場合もありますので、興味のある方は一度当院までご相談いただけると幸いです。

202301/02

自家歯牙移植について ”親知らず”の自家歯牙移植
イベント

明けましておめでとうございます。 昨年中はみなさんに本当にお世話になりました。 今年もよろしくお願いいたします。 2023年は1月3日早朝7:30より診療をはじめております。 もしお口のなかで気になることなどありましたら、 会社や学校が始まる前に当院に相談することができますのでいつでもご連絡をください。

202212/16

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治療・予防歯科

おはようございます。 今回は少し歯科にかかわるお話をしたいと思います。 歯科医院に患者さんが来られた時、歯周病治療の問診聴取の一つに喫煙の項目があることが多いです。 当院でも喫煙をされている方には1日の喫煙本数をお聞きしたり喫煙年数や紙巻きたばこや電子タバコなど種類をお聞きします。 歯科医院では現在禁煙治療をすることはできませんが禁煙指導はできますので歯周治療中にお話をさせてもらうことがあります。 患者さんとお話をしていく中でよく耳にするのが 電子タバコや加熱式たばこなら肺がんや歯周病になりにくいんでしょ? この言葉をよく耳にします。 文献によると 加熱式たばこの主流煙にホルムアルデヒドなどの発癌物質、アクロレインなどの毒性物質・刺激性物質が紙巻きたばこと同様に含まれていたことが示された。 JAMA Intern Med. 2017 Jul 1;177:1050-2 とあります。 アイコスを販売する米フィリップ・モリスは、通常の紙巻きたばこより有害性が低くたばこ関連疾患の発症リスクも低いとして、米食品医薬品局(FDA)に「リスクが軽減されたたばこ製品(MRTPs)」として承認申請中だが、FDAのたばこ製品の諮問委員会は、アイコスについて「紙巻きたばこと比べて、たばこに関連する疾病リスクを低減できる充分な証拠は得られなかった」とする見解を公表している。 と海外では報じられています。 それどころか電子タバコの中に重大な肺疾患を誘引する物質が含まれていると米国ではCNNにて報じられました。 Breakthrough in CDC vaping illness investigation: Vitamin E acetate linked to THC may be to blame このように紙巻きたばこよりも肺がんや歯周病になりにくいという根拠は全く示されていません。 (タバコ会社が出したデータでは有害成分が少なくなっているらしいですが。。。) 歯科医師として喫煙は歯周病治療やインプラント治療の成功率にかなり影響を与えることが一番に頭に浮かびますが、やはり医療人としては全身的な影響や若年者や子供への影響のほうが心配になります。 若い方たちの間ではファッション感覚でケースや喫煙を楽しんでいる方もおられるようですが、周囲の方への配慮やご自身の健康も考慮してほしいと思います。 もし禁煙について相談したいことがあれば当院にいつでもご相談ください。 引用文献 記事 2018/02/01日経メディカル 「新型たばこならいい?」にどう答える 2019/03/04日経メディカル 加熱式たばこと湯船の中でされたおしっこ 2019/02/15日経メディカル 本当に加熱式・電子タバコは吸っていいのか? 2019/04/05日経メディカル 電子たばこの使用は卒煙へのプロセスなのか? 2019/12/13DIオンライン 電子タバコによる疾患の原因は何?

202210/27

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日々の出来事

先日より看板を設置しました。 当院は朝7:30より診療を開始いたします。(受付は7時過ぎからです。) 夜中に痛みが出た場合や詰め物が取れたとき、歯が折れたときなども出勤前や登校前に治療を受けることができます。 駐車場は東側の入り口横に7台、裏手の西側に10台あります。 お気軽にお越しください。

202210/18

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3D・デジタル

こんにちは、水野歯科クリニックです。 朝晩がどんどん冷え込む季節となりましたが皆様いかがお過ごしでしょうか? 先日いろんなメーカー様がいらして、治療のための機器類を納品・設置していただきました。 その中で今回は歯科用CTをご紹介させていただきます。 当院ではRAY社の最新のCTを導入しています。 これにより現在の歯科医療の診査診断の精度や治療の安全性が格段に向上しました。 歯の根が横向きにあって神経と近くに接していても3次元的に離れていることが確認できれば安全に抜くことができます。 また、歯の根の治療の際に見つけることが困難な神経がある場合も難なく探し出すことができます。 CTの画像を応用して安全でスピーディーな自家歯牙移植やインプラントも行うことができ、当院の治療には欠かすことができない機材です。 当院の院長はADI先進歯科画像研究会の歯科用CT認定医を取得しています。 内覧会でぜひとも見学にいらしてください。