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#歯の根の病気

202310/25

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治療・予防歯科

こんにちは水野歯科クリニックです。 今回は私がレントゲンを撮影した際に確認しているポイントについてお話をします レントゲンを撮ると、歯の根の先に黒い陰が写っています、などと、説明をうけたことがある方も多いのではないでしょうか? とくに、根管治療でお悩みの場合には、歯の根の先に黒い陰があるかないか(根尖病変)は重要なポイントになると以前はいわれていました。 しかし現在では黒い影があったとしても悪さをしていない(腫れたり痛んだりしていない)のであれば特に触らないのが通例です。 根尖病変の黒い陰は、とても目立ち誰がみても一目瞭然です。 たとえばこちらのレントゲン写真をみてください。こちらの患者様は、検査希望で当院を受診されました。 赤い〇と青い〇の部分が従来根の病気(根尖病変)と言われてきた黒い影です。 しかしこの患者様は何も症状がないのでなにも治療はしません。 むしろ黄色の丸に大きな虫歯があったのでそちらを治療しています。 もちろん、根の先の治療に関しても薬が先まで入っていないことがわかりますが、症状が何もないのにさわる必要はないと思います。 ただ、定期的にレントゲンを撮影して黒い影が大きくなるのを確認したら即治療に移行します。 治療しなくてもいい歯まで治療する必要性はないと思います。 人間の見る目では歯の中や顎の骨の中までみることはできません。 なので口の中をパッと見るだけで虫歯や歯周疾患を判定することはできないので、定期的にレントゲンを撮ることをお勧めします。 当院では、レントゲンを撮る以上主訴以外の部分も見つけたものはすべて患者さんにお伝えしております。 何か不安なことがあればいつでもご相談ください。 水野歯科クリニック 院長 水野敦之