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#震災

202301/17

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日々の出来事

こんにちは、水野歯科クリニックです。 本日1/17は阪神淡路大震災がおきて28年が経ちました。 院長は高校生まで大阪に在住しており、当時小学生でしたが早朝の揺れを今でも覚えています。 実は震災などの災害と歯科は非常に関わり合いが深く、震災をきっかけにして新しい考え方や商品、治療などが生まれることがあります。 阪神淡路大震災では関連死(自身が直接の原因ではない死)がクローズアップされました。 その一つが誤嚥性肺炎で、避難所生活では口腔の衛生状態を保つことが難しく、特に高齢者では肺炎などの呼吸器感染症が増えることが研究でも示唆されています。 大規模災害時における歯科保健医療の健康危機管理体制の構築に関する研究 避難所生活で困ることの一つに「水」があります。 歯科医師・衛生士のボランティアが避難生活をされている方にお話しを聞くと 歯磨きをすると水が必要なので歯磨きをあまりしたくない。 そういう声を聴いたそうです。 実をいうと当時私はその意味が全く分かりませんでした。 そのときまで使っていた歯磨き粉(歯磨剤)は、ほとんど歯科医院で購入していたものでした。 しかし、市販されているほとんどの歯磨き粉(歯磨剤)は、磨いた感じを出すために発泡剤、すっきりした感じを出すために清涼剤が多々入っており 水で最後にゆすがないといけない。ものでした。 こういった経緯から唾液磨きと呼ばれる方法まで出てくるようになりました。 つまり歯磨き粉(歯磨剤)なしで歯ブラシを行うということです。 唾液自体に殺菌成分や潤滑成分があるので究極をいえばこれでも十分なので、災害の時には唾液磨きをお勧めします。 歯磨剤についてですが、2023 年 1 月 1 日に 日本口腔衛生学会 日本小児歯科学会 日本歯科保存学会 人 日本老年歯科医学会 の4団体より改めてガイドラインが発表されました 4学会合同のフッ化物配合歯磨剤の推奨される利用方法 歯磨剤のフッ化物応用の推奨濃度が以前と少し変わりこのガイドラインに即した歯磨剤はまだ市販されておりません。(2023年1/17日現在) しかし、従来の1450ppmFでも十分効果はあります。 当院では先ほどの避難所生活の話を踏まえ、歯磨剤はなるべく低(無)発泡・低(無)刺激これに加えて低(無)研磨材をお勧めしております。 また、フッ素が危険と思われていたり、不安を煽るようなメーカーや歯科関連の方もおられますが 先ほどのガイドラインの中でも「う蝕予防のフッ化物応用は 75 年以上の歴史で安全性と有効性が繰り返し確認されており、中でもフッ化物配合歯磨剤は日本で広く普及している。」 とありますのでご安心ください。 東日本大震災の際にクローズアップされたことでは入れ歯(義歯)がありました。 これは避難したときに入れ歯を忘れた。津波に入れ歯を持っていかれた人が多く、物を食べることや話すことが困難なかたがたくさんいたとのことでした。 皆さんはDX(デジタルトランスフォーメーション) という言葉を聞いたことはありますか? 直訳するとデジタル変革という言葉になるのですが、簡単に言えばデジタル化ですね。 電話で例えると昔はいわゆる黒電話 それがいまやスマートフォン このように変わっています。 歯科も同じで、昔ながらの型どり から このように変わりつつあります。 もちろん当院もこちらのような最新の口腔内スキャナーを取り入れております。 このやり方の延長線に入れ歯のスキャンというものがあります。 これは入れ歯をデータ化して保存をしておき、何かあったときにそれを復元するというものです。 例えば入れ歯をなくしたり、不意に壊してしまったり、災害時などの場合にいち早く入れ歯を作ることができるということです。 歯を抜けたままにしておくと体重減少が起きやすくなる。 言い換えるときちんと噛めるようにしないと全身の栄養状態が悪くなりやすい。 このような研究発表が2021年の7月にありました。 歯を失った人でも入れ歯・ブリッジを 使っていると体重減少のリスクが約37%低下 当院では新しく入れ歯を作られたかたでご希望の方には入れ歯のデータ化をお勧めしております(無料) データ化した入れ歯を3Dプリンターで復元することも簡単に行えます(現在の保険診療の枠組ではできません) やはり愛知県に住んでいる以上、南海トラフ沖地震のことを考えてしまいます。 いつ起きるかわからない災害に対して備えておくことは、地震や台風が多い日本ではどこでも必要だと思います。 災害時用の防災パンも常備しておくといいですよね。 こちらの防災パンはいろんな味があるのでおいしいですよ☆ オリジナルのラッピングも可能です。