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#歯の根の治療.歯内療法

202310/10

治療・予防歯科

こんにちは、 水野歯科クリニックです。 よく言われる歯の根っこの治療とは? 根管治療 歯の神経とるって何でしょう? 歯科医院で、歯の神経の治療をした経験はありますか? 歯の根の治療は時間がかかるイメージがありイマイチ患者さんに何をしているのか、今現在どういう状態なのかを伝えることが難しい為に、更に長くかかるイメージを与えてしまうと思います。 そこで今回は歯の根っこの治療「根管治療」についてお話ししたいと思います。 治療のおおまかな流れ ステップ1 感染しているところをとる ① 歯に大きなむし歯ができ、神経が細菌に感染したままにしていると、膿んでしまっている状態が続きます。さらに感染が広がると、場合により抜歯しなければならない場合もあります。 まず感染歯質の除去をしていきます。 ② そして膿んだ神経をかき出し、歯の中で繁殖した細菌を減らしていきます。歯を傷つけないように細心の注意を払います。 ※再根管治療の場合、以前に詰めていた薬をを取ることも含みます。 ステップ2 消毒する ③ 神経を取り除いた歯の中を薬剤できれいに洗浄します。 ④ 消毒薬を詰め、新たな細菌が入らないよう仮のふたをします。1-2回の通院で②③④を行い念入りに消毒します。 ステップ3 封をする 十分に消毒ができたところで、空洞になった神経があった部屋を再度最近が増殖しないように薬で封鎖します。 ステップ4 噛めるようにする 歯の根の治療が終わればあとは噛めるようにします。 これには金属であったりプラスチック(CR)であったりセラミックであったりします。 【根っこの治療(根管治療)中の注意事項】 歯の根の治療はやり方がたくさんあります。 当院での治療法は世界的に有名な先生のやり方を模倣して行っており、ほかの歯科医院の治療法とは少し異なり治療時間も期間も少なく再治療になりにくいようにしております(保険診療の範囲内)。 歯の根の治療はなぜ何回もしないといけないのか?という質問をいただきますが当院では多くて2-3回です。 ただ、薬で歯科医師が治しているわけではなく、あくまでも患者さん自身の体が薬の力を借りて治すので、どうしても個人差が出てしまいます。薬の効果期間が約1-2週間なのでそれに合わせて来院していただきます。 治療の間隔が1ヵ月以上も空くと、封の隙間から細菌が入り、それまでの治療が無駄になってしまうことも。治療は間をあけずに終わらせましょう。また根っこの治療後の被せ物を入れる治療も、同じ理由で放っておかず早期に開始することをお勧めします。 また、他院で根の治療を終えたから被せ物だけしてほしいという依頼もありますが、違う歯科医院で行った治療に対しては再度痛くなることも考えられるので当院の治療法(保険診療)で再度根管治療を行わせていただきます。 要相談 治療後の痛みや違和感は6~7割の方が経験します。 根っこの治療で痛みを経験する患者さんはとても多いです。我慢できないほどの痛みから、ほとんど気にならない程度の痛み(違和感)まで含めると、6~7割の患者さんに何らかの症状が出ることが疫学調査で分かっています。治療を受けるたびに起きる痛みや違和感はつらいでしょうが、実は珍しいことではなく、治療がうまくいっていても普通に起きる症状です。2~3日過ぎるとだいぶ楽になり(痛みのピークは48~72時間)、1週間もすれば、痛みのある患者さんの95%が治まってきます。我慢できないような痛みでないならば、2~3日様子をみることをお勧めします。 https://jea-endo.or.jp/public/ 参考ホームページ:日本歯内療法学会 院長  水野敦之