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#歯科用金属の価格
金属の値段
みなさん、こんにちは 水野歯科クリニックです。 約一か月ぶりの更新です。 8月より日本臨床CAD/CAM学会東海支部の役員(学術担当) 及び愛知県歯科医師会社会保険部部員を拝命していただき なかなかブログの更新することができませんでした。 しかし、いろいろなところに出席し多くの先生方と交流する機会が増えると様々なことがわかりました。 その中の一つを説明したいと思います。 いま様々な金属の価格が上昇されていることはご存じでしょうか? https://nanboya.com/gold-kaitori/post/gold-value-highreason/ 特に金(Gold)の価格が高騰しております。 こちらは田中貴金属工業株式会社様の 2023年9/22 9:30の価格です 金1g 店頭小売価格(税込) 10,089 円 店頭買取価格(税込) 9,974 円 ちょうど 10年前の2013年(平成25年)では年平均4,453円 20年前の2003年(平成15年)では年平均1,399円 https://gold.tanaka.co.jp/commodity/souba/y-gold.php となっています。 10年前から考えると約2倍 20年前から考えると約7倍 と価格が上昇しております。 歯科でよく使われる金属12%金銀パラジウム合金(以前掲載しました。以後金パラと略) の価格も上昇を続け、それに伴い患者さんの負担金も年々上昇しております。 1g金パラ材料価格平均 2003年 543円 2014年 1,078円 2023年 3,095円 製作点+医療材料点(大臼歯1点10円 保険割合は個人によって異なります) 被せ物(インレータイプ複雑) 2003年 291点 2014年 320点 2023年 972点 被せ物(クラウンタイプ) 2003年 681点 2014年 833点 2023年 1,543点 https://www.e-stat.go.jp/ 3割負担の方で同じものでも 現在と20年前と比べ1000円~3000円 10年前と比べて2000円程度 負担金が上昇しております。 これは保険診療をしている全国どこの歯科医院でも同じです。 金属高騰の理由はいろいろありますが 大きくは ①戦争や紛争 ②円安 この2つです。 この2つ、歯科医師や患者さんではどうにも変動させることはできません。 かといって不正請求(治療したのに患者さんからお金をもらわないことを含む)や安い金属等で治療するわけにもいきません。 みなさんのご理解をどうぞよろしくお願いいたします。 院長 水野敦之