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#歯科用CT

202306/19

治療・予防歯科

こんにちは、水野歯科クリニックです。 今回はCT写真についてご説明します。 よく言われる歯科用 CT(CBCt)とはなにか? X線で撮影する画像撮影のことですが、通常のレントゲンと違い 3次元で精密に撮影できるため、情報量が圧倒的に違います。 通常のレントゲンでは何もないように見受けられていても、 CTの画像を見ると実は歯が割れていたり、歯の根の治療が不十分だったりと様々なことがわかります。 もちろんほかのことにも使うことができ、 当院ではインプラント治療はもちろんのこと 親知らずの抜歯 自家歯牙移植 治りが悪い歯の根の治療の確認 など様々なことに使用しています。 医科用CTと歯科用CTの大きな違いは撮影範囲と被ばく量とその大きさにあります。 細かい説明をすると 医科用CTはファンビームによるエックス線で束が扇形(ファン)に照射されます。 撮影範囲は頭から足先までと幅広く任意の部位を撮影できます それに対して、 歯科用CTはコーンビームによるエックス線で束が円錐形(コーン)に照射されます。 撮影範囲はもちろん頭から顎までしか撮影できません。 撮影方式の違いにより、ファンビームは基本1周の撮影で1枚の画像しか撮影できませんが、コーンビームは1周の撮影で 数百枚の画像が撮影できます。 コーンビーム方式のおかげで、低被曝、短時間で細かいスライス画像取得が可能となります。 しかしながら、歯科用CTの普及率は20%台とまだまだ普及していません。 また、CTがあっても、 使い方がわからない。 CTの画像読影ができない。 古くて画像が粗くきちんとした診断ができないといった歯科医師及び歯科医院が多数あります。 何かあった場合、日ごろからCTを使い慣れている歯科医院での受診をお勧めします。 愛知県北名古屋市西之保犬井190 水野歯科クリニック 院長 水野敦之 歯科用CT認定医