インプラントについての考え方
当院のインプラントについての考え方をご説明します。
当院では基本的に保険診療を主軸と考えています。
歯がダメになった場合の治療の選択肢として
よく言われるのが
1.ブリッジ
2.入れ歯
3.インプラント
4.自家歯牙移植
どれにしましょうか?
とお話しするケースが多いです。
ただどの治療についても長所と短所があります。
ほとんどの方が保険診療を望まれていますが
そのなかで今回はインプラントを勧めるケースについてお話しします。
どのようなケースかというと、ダメになった歯の隣の歯が一回も削っていない、もしくはほとんど治療をしていない歯があるケースです。
予防歯科の概念のひとつに、なるべく歯を削らない・最小限の治療介入
というものがあります。
ブリッジや部分入れ歯では、周りの健康な歯を削ったり負担をかけたりすることになります。
虫歯にもなっていない歯を削りたくないので、できればインプラントのほうがいいですよ。
ということをお伝えする場合があります。
ダメになった歯の隣の歯がすでに根の治療をされていたり、被せ物になっている場合はブリッジや入れ歯を勧めます。
もしくは保険診療で自家歯牙移植ができるケースはそのこともお伝えしますし、自費の移植のケースも説明したりします。
治療の選択肢はたくさんあります。
その中でどの治療法を選ぶのかは患者さんだと思います。
それを患者さんの
歯に対する価値観
経済的なもの
家庭や仕事環境
通院のしやすさ
などすべてを考慮して歯科医師と患者さんと治療法を模索する。
それが私の考えるインフォームドコンセントです。
一方的に
治療法がこれしかない。
これ以外はできません。
それはおかしいと思います。
医科において、セカンドオピニオンの際ほかの選択肢を出せる先生もいるので、治療法は一つではないと思います。
気になることがある方は、お気軽に相談してください。
水野歯科クリニック
院長
水野敦之